脊椎分離症

脊椎分離症は小学生高学年から中学生、さらには高校生初期の頃に激しいスポーツをおこなうことによって生じてきます。脊椎の後ろには成長線といって背の伸びる柔らかい部分がありますが、この部分が強力な筋肉の牽引により、離れてしまうことによって発生してきます。レントゲンの他、CTが精密検査として正確に診断してくれます。体にフィットした短めのコルセットをオーダーメイドで作成し運動時に装着します。分離部が癒合するまで運動量を減らすことが必要です。分離部が癒合しないと、中年期になって脊椎すべり症へと進展することがあります。