大脳辺縁系は身内に対して情愛深く、人情味があり、面倒見がよいといえます。しかし、欲が絡むだけに、抑制が効かぬ時もあり、幼少時からの訓練・躾が要といえます。 |
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1、飲食行動は個体維持に必要であり、まず食べるための行動を開始します。でも野生動物では必要量でストップがかかります。しかし人間は口のかわいさに負け食べ過ぎて肥満・高脂血症等を引き起こします。腹八分目を心がけて下さい。 2、求愛行為は種族保存の本能からくる辺縁皮質での行動です。異性を求め、気をひいたり、関係を良好に維持するには何が必要か、子孫を残すにはいつがよいか・・・等、生身の生活上の駆け引きや努力工夫が繰り広げられます。満たされると安心し、落ち着いて他のことが運べるようになります。が相手のあることであり、努力工夫をおこたると孤独感、情緒不安、セクハラ等につながります。
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しかし、欲望は経済力・行動力・学習欲・社会欲等の原動力でもあり、やる気となり、生きる力の出発点にもなります。 欲という煩悩を生きる力に転換して、目的を達成しようとする意欲的な取り組みこそが生活の原点にもなりましょう。 |
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日本全体でもエコノミックアニマルと称して経済大国を押し進めれば他国との軋轢が生じます。必要分だけ獲得をした上で礼節・節度をわきまえること、足るを知ること(知足)で自他共に心がおだやかになれるものです。 |
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同族意識が強くなり過ぎると、身内の利益が優先し、他集団との競合や争いが生じてきます。民族間・国家間・宗教間でも同様です。辺縁皮質の群居本能レベルでものを考えるのではなく、大脳皮質での叡智で平和解決しなければなりません。報復、仕返し、怒りは動物的次元です。 |
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